= 薩摩切子(さつまきりこ)は、鹿児島県を中心に伝統的に作られてきた切子【ガラス 加工・工芸の工法である カットグラス (英語版) の和名。】の一種です。薩摩切子は、江戸時代後期に薩摩藩の支援を受けて創始されました。特徴的なのは、切子の表面に彫刻を施し、その彫刻を背景の柄に合わせて反射することで、美しい陰影を生み出すことです。
薩摩切子は、鹿児島城内花園の製煉所において着色ガラスの研究がなされ、紅・藍・紫・緑等の発色に成功しました。中でも、日本で初めて発色に成功した紅色は「薩摩の紅ガラス」として当時全国各地で称賛されたと言われます。1855年には磯(後の集成館)にも硝子方を設け、藩営の工場には最盛期百人を超える職人が働いていたともいわれています。

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